見知らぬ街の見慣れた空

勤め人を辞めて暮らすように世界中を旅する生活

水上マーケットと鉄道市場に行った話

タイのバンコクにはいくつか水上マーケットがあるようですが、ダムヌンサドゥアック水上マーケットメークロン鉄道市場の観光がセットになったツアーに今回参加しました。水上マーケットは水路を船で走りながら、岸にある店の前に着けたり、商品を積んで売っている船から直接、買ったりという今やタイの人々にとっても人気の観光地です。

メークロン鉄道市場は線路ギリギリに商店が立ち並び、列車が通る度に店の軒を畳む、電車が通過したらまた広げるという最近TVやSNSでも頻繁に取り上げられるアレです。別名タラート・ロム・フッブ=傘をたたむ市場と地元では呼ばれるそうです。ちなみに英語圏ではRisky Market=危険な市場と呼ばれているそう。

 

ツアー参加ですので早朝、指定された集合場所に向かいます。集合時間になり参加者が揃うと10人乗りのバンに乗り込み出発です。バンコク市内からは1時間半から2時間くらい走行し、まずはダムヌンサドゥアック水上マーケットに到着です。

6人程度のグループで船に乗り込みます。それにしても良い天気です。

自分が乗船した船はモーター付きの船です。

南国風の景色を抜けると生活の営みが垣間見えてきます。

自家用の船を所有している人も多いようで、あちらこちの軒先に船があります。乗船している船の船頭も川沿いに家があるのかな?

それはさておき、お店が見えてきても我らが船は停まる気配も無く次々に通り過ぎてしまいます。船内が少しざわついた後、みんなが気付きました。どうやら停めての合図をしないとあまり停まらずに進んでしまうようです。

こちらの船は手漕ぎのようです。暑そうです。船頭の見た目のせいではありません。

ビールを積んで売っています。暑いので美味しそうです。

珍獣と写真を撮らせて貰えます。こういう事はタレントさんにやって貰ってテレビで観ましょう。

結局、あまり買いたいと思える物も無く、船で一周した後、下船し上から見たところ大渋滞です!ここを通過したのかと驚きです。

 

その後、いよいよメークローン鉄道市場へ向かいます。マーケットの中に入り写真を撮るのに良い場所を探して歩いて行くのですが、いつの間にか線路の上をみんな歩いています。日本だと完全に怒られてしまいます。

しばらくして良い撮影場所に辿り着いたところでアナウンスが流れ、お店が一斉に軒を畳み始めます。いよいよ電車が来ます。来るぞ。来たか!?まだ来ません。やっと来ました。おっそ!

それはそうでしょう。もし速ければとても危険です。事故が起きてしまいます。いくら慣れっこのタイの人だってそんなに無謀ではありません。

 

そうこうしている間に電車が横を通過です。

外からも中からもお互い写真の取り合いです。恐らくどなたかのSNSにはスマホを構えた自分が映り込んでいることでしょう。お互い様です。

通り過ぎた後も皆さん平然と踏切内に侵入です。大人のする事かと言いたいですが、自分も線路上を歩いていたので何も言えません。

日本では考えられない光景でしたが、それがまた楽しくもある一日でした。

こちらの列車は一日に8往復のみの路線できちんとダイヤに従って運行しているようです。電車が通る時間さえ見逃さなければ、自力でこの場所へ行っても楽しめると思います。ただ、マーケットがあまり遅くまでは開いていないとのことで注意が必要です。

かなり足早にまとめていますが、実際のツアーはものすごく充実した内容の楽しいツアーでした。またいつか行けたら良いな。